Webで集客するとはどういうことなのか?疑問に思われる方も少なくないでしょう。
ホームページ制作FANが考えるWeb集客のゴールは、「見込み客を集めて問い合わせ獲得や来店に繋げ、リピートしてもらう仕組みを構築すること」です。
この記事では、具体的にどういう施策でこのゴールを達成するのかについて、お伝えさせていただきます。
この記事の目次
Web集客には「PULL型」「PUSH型」の2施策がある
Web集客に限らず、集客にはPULL型(待つ施策)と、PUSH型(攻める施策)の2施策があります。
この2施策を使い分けて、「新規客集客⇒問い合わせや来店⇒リピート」の仕組みを構築していかなければいけません。
以下、ホームページ・SNSなど各媒体の特徴をまとめた表をご覧ください。
新規集客 | 問い合わせ | リピート | |
---|---|---|---|
ホームページ | |||
Googleマップ | ▲ | ||
▲ | ▲ | ▲ | |
▲ | ▲ | ▲ | |
▲ | ▲ | ▲ | |
Youtube | ▲ | ▲ | ▲ |
LINE公式アカウント | |||
メルマガ | ▲ |
各媒体には向き不向きがあることがお分かり頂けると思います。
※LINEを除いた各SNSはケースバイケースのため、あえて「▲」としています
そのため、現時点で、ホームページで集客できている場合は、LINE公式アカウント(旧:LINE@)を導入するだけで問い合わせを数倍に増やせる可能性も十分にございます。その逆も然りです。
ここで重要なのが、上記のWeb媒体はお互いを補完し合える関係であり、複合的に活用していかなければいけません。
それぞれを分けて考えると、効果を発揮できません。弊社は、御社のビジネスに合わせて、最適な施策で「新規客集客⇒問い合わせや来店⇒リピート」の仕組みを構築しています。
ただ、最も王道な方法は、ホームページとGoogleマップで見込み客を集客し、LINE公式アカウントに登録してもらい、問い合わせやリピートに繋げることです。
どの業種でも、小さな会社であれば基本的にこの戦略を取れば集客の仕組みは構築できるものとお考えください。
今の時代、誰もがGoogleやSNSを使って情報を探している時代ですから、「ウチの業種は特別でWebでの集客なんて聞いたことない」という業界こそチャンスだとお考えください。ライバルが手をつけていない可能性が高いです。
では、それぞれの媒体について、特徴を紹介させて頂きます。
各媒体の特徴とおすすめ活用法
ホームページ(PULL型)
ホームページはPULL型(待つ施策)の典型であり、基本的にGoogleやヤフーで検索してきたユーザーをキャッチする媒体です。
施策次第で、ホームページから問い合わせや商品購入をして頂けることは可能ですが、PUSH施策であるリピートを促すことは基本的にできません。
また、ホームページはただ作っただけでは誰も見てくれませんし、見てくれる施策をしても、効果が出るまでに最低半年~1年はかかります。
Googleマップ(PULL型)
Googleマップ対策は、別名MEO対策とも呼ばれますが、Google検索において、「焼肉」「ケーキ」「居酒屋」などで検索した際に、上記のようにデカデカと検索結果に表示される仕組みのものです。
ヤフーでは表示されず、あくまでもグーグルでのみ表示されますが、業種によってはGoogleマップ施策だけで新規集客が可能となります。
注目すべき特徴としては、その特定地域に特化して表示されるという点です。神戸市兵庫区で湊川に住んでいる方が、「焼肉」と検索すれば、湊川近辺の焼肉が優先されて表示されます。
無料で誰でも実施できる施策のため、ホームページと併用して活用することをおすすめします。
各SNS(PULL型)
LINE公式アカウントを除く各SNSは、基本的にPULL型であり、地道に情報発信することで新規集客に繋げることができます。
ただ、SNSを始めたからといって、誰しも集客できるものではなく、あなたの商品やお客さんの属性を意識しなければいけません。
例えば、インスタは写真が購買に繋がる要素であれば相性もいいですが、弊社のようなホームページ制作業でインスタを活用しても効果は期待できません。
また、各SNSのユーザー層からも分かるように、50代以上をターゲットにしたビジネスでインスタを活用しても効果は期待できません。
それに、SNS集客に力を入れる企業も年々増えてきているため、片手間で集客できるものではなくなりつつあります。
LINE公式アカウント(PUSH型)
LINE公式アカウント(旧:LINE@)は他のSNS媒体とは異なりPUSH型の媒体です。
LINE公式アカウントとはLINEのビジネス版で、アカウントを誰でも複数無料で作ることができ、友達追加してくれたお客さんと1対1でコミュニケーションを取ることができます。
また、他のSNSとは違い、友達追加してくれたお客さん全員に対し、月1000通までは無料で一斉同時送信することもできるので、ビジネス利用には最適なPUSH型媒体です。
但し、LINE公式アカウント単体で新規集客することはできないので、PULL型の媒体と組み合わせる必要性があります。
[box class=”yellow_box” title=”メルマガは地域ビジネスには不向き”]LINE公式アカウント以前はメルマガがPUSH型施策の代表でしたが、今は通販事業者や高額商品販売などでしか効果が期待できなくなりつつあります。開封率もメルマガより50倍近くLINE公式アカウントが高い数字となっているため、地域ビジネスにおいては優先順位は低い媒体です。[/box]
何より大切なのは、見込み客を集客するという視点です
ホームページもGoogleマップもSNSも全てそうですが、大事なのはあくまでもあなたの商品やサービスに興味がある見込み客を集客するという視点です。
例え、ホームページに1日1000人訪れても、SNSでのフォロワー数が1万人でも、購買に繋がらないのであれば価値はゼロに等しくなります。
なので、あなたのビジネスの潜在客はどのような人たちか。その人たちは、普段どういうキーワードで検索をし、何に悩んでいるか。
こういった点を必ず事前に把握したうえで、PULL型、PUSH型の施策を行っていく必要があります。
繰り返しますが、「新規客集客⇒問い合わせや来店⇒リピート」の仕組みを構築するには、絶対に見込み客を集客することです。これを外してはいけません。
Webの効果が期待できないパターン3つ
主に見込み客を集客するという視点でお話しさせて頂きます。
三宮など激戦区でのビジネス展開
競争が激しい、三宮周辺ではホームページもGoogleマップ施策も集客するのは難しくなります。
言わば、一等地に店を構えるようなものなので、当然ライバルも多く、web施策に力を入れている店舗も多くなります。大手が競合となるケースも少なくないので、真っ向勝負では効果が期待できません。
有料での広告運用も視野に入れる必要性も出てきます。
ただ、逆に三宮など中央区以外でビジネス展開されている場合は、競合も弱く非常にチャンスです。その地域で一人勝ちすることもできます。
差別化が一切できない
激戦区の場合、例えば「単なる居酒屋」だけでは、十中八九Webからは集客できません。「女子会に最適な居酒屋」など大手とは必ず差別化する必要がでてきます。
そのため、もし三宮やハーバーランドでWeb集客をしても、ライバルと差別化できる要素がないと判断できれば、弊社ではお力になれないこともあります。
Webは魔法ではありません。店舗ビジネスと同様に、ポジショニングが非常に重要となりますので、激戦区の場合は他社と差別化できる要素はどこにあるかという視点が非常に重要となります。
BtoBビジネスで見込み客とWeb媒体で接触できない
「ウチの業界はWebで集客なんて聞いたことはない。」こういう業界は逆にチャンスではありますが、BtoBビジネスなど見込み客とWeb媒体では絶対に接触できないケースは、効果は期待できません。
ただ、私はそんな業界はないと思ってはいます。BtoBビジネスであっても、担当者がWeb媒体を使い情報収集しているケースがありますからね。
ですので、「ウチは相性悪いから関係ない」とは考えず、1度模索されることをおすすめします。
Webのいいところは、低価格でテストマーケティングができるという点なので、「とりあえずやってみる精神」でチャレンジすべきです。
「HP×Googleマップ×LINE@」が弊社のメイン施策
前置きが長くなりましたが、弊社のメイン施策は「HP×Googleマップ×LINE公式アカウント」です。
ホームページとGoogleマップで新規見込み客を集客する。そして、LINE公式アカウントで問い合わせをしてもらい、来店や購買を促します。SNSはケースバイケースで活用します。
地域ビジネスであれば、基本的にどの業種でもこの流れで「新規客集客⇒問い合わせや来店⇒リピート」の仕組みを構築できます。
弊社のクライアントである兵庫区のケーキ屋さんでは、ホームページ・Googleマップで集客したユーザーにLINE公式アカウントに登録してもらいWeb予約を促す形を取っています。
兵庫区住民がGoogle・ヤフー・Googleマップで「ケーキ屋」と検索した際に、検索トップ3をキープしておりますので、見込み客が常にホームページに訪問してくれる状態です。
びっくりされるかもしれませんが、上記はGoogleマップのお店の月の閲覧数です。何と3万人以上の方が、目にしてくれています。
もちろん、業種にもよりますが、ホームページよりGoogleマイビジネスの方が効果が期待できるケースも多いです。ケーキ屋はまさにそうですね。
そして、上記ページからLINE公式アカウントに登録してもらい、バースデーケーキの予約をしてもらいます。予約内訳はLINE:8割、ホームページの予約フォーム:2割です。
クライアントの予算の関係で未実施の施策もありますが、月に10件程度のバースデーケーキ予約がWebから入ってきているので、非常にいいサイクルです。
当然、ホームページからのお電話での問い合わせや、来店頂くことでリピートにもつながりますから、単にバースデーケーキの売上だけに貢献しているわけではありません。
また、LINE公式アカウントに登録頂いているお客さん(2019年11月時点で600名弱)には、新メニューのご案内など、こちらからいつでもPUSH型の施策が行えるという理想的な状態です。
最初は、クライアントも効果を期待していませんでしたが、「HP×Googleマップ×LINE」を活用するだけで、地域ビジネスでは十分な成果が期待できますよ。
[fukidasi]具体的にどのような流れで集客していったのかについて、興味がございましたら以下ページをご確認ください。[/fukidasi]
おわりに
Web集客を成功させるためには、Webマーケティングの視点が必要で、各媒体を複合的に活用していかなければいけませんが、土台となる施策は「HP×Googleマップ×LINE」となります。
どのビジネスでもこの3つ掛け合わせることで、「新規客集客⇒問い合わせや来店⇒リピート」の仕組みを構築することが十分に可能です。
もちろん、最後のリピートは商品やサービスの質が高いというのが大前提ですので、商品に自信があって集客にお困りであれば、是非トライしてみてください。
特に、GoogleマップとLINE公式アカウントは無料で取り組めるので、やらない手はありません。Web集客で何から手を付けていいか分からない場合は、この2つから取り組みましょう。
もちろん、弊社にご依頼頂いても大丈夫ですので、もしご興味がおありでしたら、お気軽にご相談ください。